この記事はプログラミング10で2021年2月22日に公開された記事の転記です。
これから数回にわたって「小学生からはじめるプログラミング」をシリーズで記事にしていきます。
こんなかんじの疑問に順番に記事にしていき、お答えしていきます。
- パソコンの種類はどんなものがあるのか
- 結局予算はいくら必要なのか
本題に入る前に少しだけ自己紹介を。
私はふだんは京都で学習塾を経営して、数年前からプログラミングを受験対策と一緒に塾に導入しました。
塾とプログラミングを合体させた理由は、プログラミングはこれから受験科目の1つになるくらい大事な教科になるんじゃないかと思ったからです。
今の所はまだ2校のみで、京都の自分が経営している塾と友人の大阪の塾になります。
STEP1. まずはパソコンの種類(OS)をえらぼう

パソコンと言われて思い浮かべるのはどんなものがあるでしょうか。
もしかしたら全部いっしょに思えるかもしれません。
大きく分けて3つあります。
マイクロソフトのWindows、iPhoneを売ってるAppleのMac。
そして、あの検索のGoogleが出しているChromebookです。
【前提】WindowsとMacどちらであっても、だいたいどのソフトでも動く

家電量販店に行ってパソコンほしいわ、っていったらだいたいこのWindowsかMacどっちにされますか?って聞かれます。
正直なところ、だいたいできることは一緒なので、好みで決めてもらって大丈夫です。
プログラミングをするにあたっては大きく使うものは3つあります。
今小学生で、まずプログラミングをかじってみたいんだけど、と方ならウェブブラウザが動くものならなんでもOKです。
例えばChromebookだと3万円くらいから十分サクサク動くものが新品で手に入ります。
一方で、Programming10でも取り入れているPico8やProcessingなんかの英語で実際にコードを打ち込んでいくとなると、WindowsかMacが必要になります。
- Scratchなどのウェブブラウザだけで動くものでいい場合はChromebook
- Pico8やProcessingなどコードをエディタに書いていくものも取り組みたいならWindowsかMac
Windows(ウインドウズ)のメリットデメリットまとめ

では各OSの詳細を見ていきましょう。
「一番コスパが良く何でもできるPC」となるとWindowsを選ぶことになります。
オンライン授業で通話や画面共有をしながら、プログラミングを本格的に学びたいという人はこのスペックで揃えてみてください。
- プログラミングを学習する上で必要なソフトを動かすことが問題なくできる
- 価格もそこまで高くはない(6,7万くらいで十分サクサク動く)
- PCゲームに挑戦したい人はWindows一択
の3つの大きなメリットがあります。
一方で
- パソコンの種類が多くて選びにくい(知識が少し必要)
- 直感的な操作がしにくくなれるまで時間がかかるかもしれない
の2つが主なデメリットになります。
Mac(マック)のメリットデメリットまとめ

続いてはMacのメリットデメリットです。
Macを使うメリットは操作が直感的でわかりやすいことです。
- iPhoneやiPadなどのアップル製品との相性がいい
- デザインが洗礼されていてかっこいい
- ネットの情報はMac前提の情報が結構ある
👉プログラミングをMacでする人がもともと多いため
使いやすくてかっこいいというのはなんとなくイメージがつきますよね。
ただ意外に知られていないのはググった情報でMacを前提に書かれていることが結構あるということです。
プログラミングで分からないことってググるのが基本です。
自分と同じところで詰まったり、困ったことがある人が既に解決策をまとめてくれてたりするんですよね。
- 値段が高い(一番安いモデルで12万ほど)
- PCゲームがほとんど対応していない
一方で、デメリットはこの2つ。
予算をそこまで気にしなく、プログラミングを長くやっていくつもりであればMacは非常に賢い選択になります。
Chromebook(クロームブック)のメリットデメリット

さいごにChromebookです。
聞いたことがない人も、もしかしたらいるかもしれません。
Chromebookはウェブブラウザしか使えないめちゃくちゃシンプルなPCです。
- とにかく安い(3万円前後から)
- 初期設定もほとんどなくすぐ使える
- データをクラウドに保存するので、壊れてもデータがなくなる心配がほとんどない
最大のメリットはやはり安価だということ。
小学生でScratchをやってみて、プログラミングを経験してみたいっていう人には最もオススメの選択肢になります。
- ソフトウェアを入れることができないため本格的なプログラミングができない
- 内臓データ容量が少ないものが多くデータを保存しにくい
1つ目のソフトウェアについてはLinuxアプリケーションを使うことができるため、ちょっと工夫すればWindowsとMacと同じ用にプログラミングも問題なくすることができます。
ただ、ちょっと上級者というか設定にひとクセあるので、初心者の方にはおすすめできません。
今までWindowsもMacも使ってきて、Chromebookにも挑戦してみたなぁーという方なんかにはいいかもです。
まとめ: 予算とプログラミングに対しての熱量でPCは選ぼう

3つのパソコンの種類についてなんとなくイメージがつきましたでしょうか。
選ぶ前に確認したいこと2つは
- 予算(3万前後〜11万前後くらいまでで)
- プログラミングへの熱量(挑戦してみたい〜将来プログラマになりたい)
ぜひ、パソコンを買いに行く前にお家で子どもと一緒に話し合ってみてください。
プログラミングを1年位は取り組んでみるイメージで、Macじゃなきゃこまる!という方でなければ、Windowsパソコンが一番コスパも良いですし、おすすめです。